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ロックの部屋

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SUGARCUBES

シュガー・キューブス『THE GREAT CROSSOVER POTENTIAL』~ギター・ポップ度★パンク度★~



アイスランド出身の歌姫ビョークのフルネームは【ビョーク・グズムンヅトッティル】と言うのだそうです。知らなかった!?

彼女はとても芸歴が長く、1977年にわずか11歳の時にデヴューしています。80年代初頭には【クークル】なるバンドで数枚アルバムを出しているようですが、その後にこのバンドを発展させたのが【シュガー・キューブス】です。

私もシュガー・キューブス時代はまるっきりビョークの存在は知らなくて、90年代にソロになってからですね。完全に後追いで聴いている状態です。

シュガー・キューブスは3枚のオリジナルアルバムを発表しているようですが、私が持っているのはこの3枚のアルバムから選りすぐられたベスト集です。年代順に曲が並べられているので聴きやすいです。でもそんなに音的には変化は無いみたい。

ビョークのヴォーカルは今現在と比較すると、バンドサウンドの一員という感じで突き抜けたところはそれほどありません。でもやはり、この頃からすでにエモーショナルで個性的です。音はクールなパンクと言ったらいいのか、早い話がインディーぽいのです。ガチャガチャしたところがシュガー・キューブスの魅力でもあると思うけど、果たしてビョークの魅力が出し尽くしているのかなという想いはあります。

ギターバンドよりは、エレクトロニカとダンスビートの方がビョークの個性は生かされると私は思うのですがどうかな。

「声も楽器の一部です」こう実感できる人は、数少ない。ビョークはこれについては、筆頭格でしょう。

ともかく、シュガー・キューブス内ではビョークの個性を縛った事は確かなようで、メンバーとのツインヴォーカルが馴染んでいないのは聴きとれます。(そこが不思議な魅力でもありますが………)

シュガー・キューブスのファーストアルバムは1988年にリリースされ、インディーズチャートのNo.1を獲得しました。マンチェスターから翌年【ストーン・ローゼス】がデヴューした事を考えると、少なからずシュガー・キューブスの存在が英国のロックシーンを刺激したことは確かなはずでしょう。


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